業務紹介
レーザ溶接とTIG溶接の比較
- 理想的な溶接=熱影響範囲が狭く、溶け込みが深い溶接
- レーザ光は高いエネルギー密度をもっているため、熱影響範囲が狭く、溶け込みが深い溶接が可能です。
一方、エネルギー密度の低いTIG溶接は熱伝導だけで溶融するために、深い溶け込みができません。
低いエネルギー密度(熱影響範囲が広い)
高いエネルギー密度(熱影響範囲が狭い=理想的な溶接)
レーザ溶接
レーザ溶接はエネルギー密度が高く、母材を瞬時に溶融します。
熱が拡散しないので溶け込みが縦方向に深くなり、その結果、熱影響が少なくなり強固な溶接が可能になります。
TIG溶接
TIG溶接はエネルギー密度が低く、母材を瞬間に溶融することができません。
このため、溶け込みが横方向に広がります。
溶け込みを深くするためには長い時間、熱を加える必要があり、余分な熱が横方向に伝わり母材の熱影響(歪み・硬度変化)が大きくなります。